今のニッポンで‘政権交代’が本当に選挙の争点に成り得るのでしょうか?
“自民党を出ていった一部の人たちが作った政党”が民主党だと言われています。つまり、2大政党というよりも
“1.5大政党”と言った方が適当なのかもしれません。
「1」と「0.5」が政権を交代しても結局バランスがとれるはずもない。
だからと言って“ダメならまた元に戻せばいい”と言うのは如何にも評論家的で無責任。‘政権交代’を闇雲に叫ぶ前に、まずは
“足して2で割る”ことが必要なのではと思う人は少なくないはずです。
2大政党による政権交代が可能な国家を成熟した民主主義の国と呼ぶのだとしたら、まずはじめに、
(1+0.5)÷2の答えはいくつになるのか考えてみることが必要なのではないでしょうか? 答えは当然『
0.75』。
つまり、どちらの政党も整数『1』に成り切れていないのが、この国の現在の政治なのかも知れません。
一致団結してこの国難に立ち向かうべき国政の場は‘政権交代’を叫ぶ以前に“再編集”される必要があるのかもしれません。“足して2で割る”のは
共生の知恵であり、日本の文化と言えるのかも知れません。
とはいえ、
数字のように簡単に割り切れないのが
“人の心”というものなのでしょう。