今日24日は、朝から土砂降りの雨。
大きな紙袋2つとバッグを抱え、タクシーに飛び乗った。
しばらくして、ドライバーの女性と世間話になった。
毎日12時間勤務、オフィスワーカーとは比べものにならないほどの重労働の割りに、給料は十分とはいえないなどといった話題から、昨今の産科医療の問題、子育ての話、老後の生活費の話に及んだ、そして今の政治家たちには全く期待をしていないとも。彼女はシングルマザー、27歳と25歳のお子さんを20年間、女手ひとつで育て上げてきた。
「私、誰にも後ろ指を刺されないで、自分の生き方に誇りを持って二人の子を育ててきたつもりでいたんですけど、実は私自身が子ども達に育てられていました。今のこの国では、いくら頑張っても報われないと感じている。上の娘は日本を出たいといっている。子どもたちが未来を絶望視すような国ではだめ、将来に夢のもてる国でないとダメ。」
どこかの国の政治家たちの言葉なんかより、この女性が語る真実は重い。
タクシーを降りる時、
「○○さん、あきらめないで頑張ってください。僕、頑張りますから。」
「そうね、お互い頑張りましょうね。」と言葉を交わした。
人間は弱い、でも
人間は‘誰か(何か)のために’強くなれる。
明日もがんばろう。