先日、愛知県議会総務県民常任委員会県外調査の為、新潟県議会をはじめ十日町市、長岡市などへ向かった。

来年2016年に3回目を迎える国際芸術祭「あいちトリエンナーレ」を開催する愛知県。芸術文化による地域再生のお手本といわれ今年第6回目を迎える「大地の芸術祭・越後妻有アートトリエンナーレ2015」へ伺った。

棚田で有名な十日町。一方で、急激な人口の高齢化・過疎化に悩まされ、2000年に高齢化・過疎化対策として、広大な里山一帯の大地を活用して現代アートを配し始まった「越後妻有アートトリエンナーレ」は、いまや“地域再生のお手本”のような存在感を放ち、日本全国のみならず世界各地からも現代アートファンを引き寄せる。

課題、克服、今後の方向性と魂の籠ったご説明いただいた十日町市市役所産業観光部・参事の金澤さん。「作品と作品の間を移動するとき、車の窓から見える田園風景も、“作品”なんです。是非、その景色も楽しんでくださいね。」ふるさとに込めた思いがギュッと詰まっているような一言だった。(下の写真は、多忙な議会の合間を縫って駆けつけてくださった十日町市の関口芳史市長と記念撮影。)

いま、全国各地で観光振興・観光産業が花盛りだ。けれど、いつの時代でも「人を動かすのは、人。」であることを越後妻有で出会った皆さんの心意気にあらためて気づかされました。