今日8月3日は、子どもの頃からの遊び場だった地元中村区の油江(あぶらえ)天神社の祭事にお招きいただき出席。早朝4時に名古屋市に隣接する「あま市」から運ばれてきた葦(よし)でつくった輪をくぐり健康と豊作を祈る“輪くぐり神事”は百年近い歴史を積み重ねる地元祭事のひとつ。

“
赤丸”は、頭のてっぺんに、朱色の墨で丸印を書いてもらう名古屋地域のユニークな神事と言われている。子どもも大人もその“効き目”は抜群。

輪くぐりは、宮司、神社総代を先頭に八の字にくぐる。

「
みな月の~♪ 夏越しの祓いする人は~♪ 千年の寿命 のぶというなり~♪」油江天神社では、この“歌”を宮司の後に続いて歌いながら輪をくぐる。

リニア時代を迎える名古屋駅から車で5分ほどのところに位置する小さな社だが、遠い昔にタイムスリップしたような不思議な感覚を味わうことのできる貴重な夏の風物詩がここにもある。不易流行、これ大事。