子どもの頃、小学校で将棋が流行った。一生懸命“駒”の動きを覚えた。
昨夕は「将棋日本シリーズJTプロ公式戦東海大会」のレセプションに、古くからのご縁でお招きをいただきました。(写真下は、渡辺明竜王)

レセプションの席上、大会を代表してご挨拶された小出宣昭中日新聞社代表取締役社長のスピーチが実に興味深かった。「囲碁」は“
アルファベットの文化 ”、「将棋」は“
漢字の文化 ”なのだと言われる。
“碁石”ひとつひとつは意味を持たない、それはアルファベットのようだ。例えば「C」と「A」と「T」が揃うと“CAT(猫)”になったり“ACT(動く)”になったりするように。しかし「将棋」は“駒”ひとつひとつが意味を持つ、“飛車”であったり“角”であったり。囲碁と将棋は似ているといわれるが全く違う文化なのだそうだ。ただひとつ、『大局観』以外は・・・。(写真下は、羽生善治三冠)

政治家に限らず、人生において、もっとも必要なことは、“目先の一手”に囚われることではなく“盤面全体を眺める”、“大局を観る”ことなのかも知れない。これこそが実に、難し~い。
そう言えば、うちの親父は昔から「囲碁」が好きだったなぁ。
寺西むつみ、
目先の一手をおろそかにせず、大局観を持って、ひたすら前進あるのみ。