
東海地方で一番暑い夏を迎えるのは、毎年“尾張名古屋”と決まっている。兎にも角にも、蒸し暑いのだ。そして夏と共にやって来るのが大相撲名古屋場所。場所中、浴衣姿の力士が名古屋の街を歩く姿は実にイイ感じ、風情を感じるのである。

まちづくりのキーワードに「
景観十年、風景百年、風土千年。」という言葉がある。1958年に6場所制が導入されて以来、今年で55回目の開催となる大相撲名古屋場所、今や名古屋の夏の風景になっている。やがて来る“リニア時代”にも名古屋の夏の風景として残していきたいニッポンの文化である。