6月12日(水)、朝8時、航空自衛隊小牧基地からC-130自衛隊輸送機に乗り込み、宮城県にある航空自衛隊松島基地へ向かった。
3年半前、自民党が大敗を喫し政権交代を許した第45回衆議院総選挙に立候補して以来、今尚、ご声援を頂いている長瀬たもつ北名古屋市長、加藤しずはる清須市長、鈴木ゆきやす豊山町長、各議会代表議員の皆さんの被災地支援に同行させていただいた。約1時間半、航空自衛隊松島基地へ到着。ここは、津波被害を直接受けた航空自衛隊基地として、そして
ブルーインパルスのベース・キャンプとして知られている。

基地からほど近い小野地区では、いまなお仮設住宅で暮らすお母さん方が、様々な思いを込めて、“おのくん”と呼ばれる靴下を改良した“ソックモンキー人形”を制作している。“おのくん”ひとつ1,000円の支援につながる。同行して頂いた航空自衛隊員の方によれば、被災当時を知る隊員が、いまも仮設住宅で暮らす方々を日々励ましに仮設住宅を訪れているとのこと、さまざまな思いを受け止めながら時を送っている。

あれから2年と3か月、復興への道のりはまだまだ遠い、との印象は前回被災地を訪れた時と変わらない。自衛隊と地域住民との連携により急速に復興が進んでいると言われる小野地区だが、小野地区の仮設住宅に暮らす方々は、アベノミクスによって経済的には浮揚しつつあるニッポンを、どのような思いで見ているのだろうか。千年に一度といわれる危機に瀕して、政治にできることは一体何なのだろう。(写真上は、航空自衛隊東松島基地にて鈴木ゆきやす豊山町長と)