2027年に中央リニア新幹線が開通すると名古屋~東京間は40分で結ばれる。たった15年で、“移動の概念”が大きく変わることになる。乗車料金はおよそ14,000円程度になると言う。それに先駆けて、通称
LCC(
Low Cost Carrier)と呼ばれる格安航空機が続々と就航し始めている。飛行機での移動は、外国並みに“手軽なもの”になろうとしている。まさに“移動の概念”が変わり始めている。

一方、これまで高度成長期のモータリゼーション社会を支えてきた“道”も着実に進化している。先日、自衛隊の富士総合火力演習視察の際に、新東名高速道路のサービスエリアを利用して驚いた。ちょっとしたショッピングモールのようである。しかも、“ココでしか買えない限定商品”がズラリ。いまや“高速道路”は目的地へ行くための道ではなく、高速道路の休憩場所であったサービスエリアこそが、いまや目的地として進化している。

“マグロの解体ショー”の威勢の良い声につられて、昼食は「三色丼」。

より安く、より早く移動する、多少高くても、快適に移動する、時間を気にせず、のんびりと移動する。モビリティーの未来は、より選べる移動なのかもしれない。いずれにしても、ここの「三色丼」は実にうまい。