季節の風物詩はさまざま。
ビジネスマン時代、勤めていた会社では、毎年この時期、新入社員全員(及び管理職昇格者)が富士山の頂上を目指す恒例行事「富士登山」が開催される。以前、日本経済新聞の「私の履歴書」で同グループ会長(現在は故人)の手記が掲載され「富士登山」若手社員に未来を託す、と題したその手記の一節が目に留まった。
『電通中興の祖、吉田秀雄は、ある年、部下を登山に送り出すにあたり、こう訓示した。「登りはじめたら、決して頂上を見上げてはならぬ。周りも見ないことだ。足元だけを見て進めば、いつの間にか頂上に着いている。もし見るなら太陽を仰げ。俺はあそこまで登るのだと」』
2年10ヶ月前、僕は“
新たな山”へのチャレンジを始めた。
まだまだ登山道口にも至っていない。
猛暑日の名古屋。
先人の言葉が、あらためて身に沁みます。