一昨日の23日、5月臨時愛知県議会が午前10時過ぎに開会。通常は、議長、副議長の選出が行われ人事案件などが承認されるとだいたい午前中で閉会する半日足らずで終了する短い議会である。しかし、閉会したのは午後6時を回っていた。
東日本震災によるがれきの受け入れ調査に係る“知事の専決処分”が問題となり、実に8時間にわたる議論・意見集約・調整につぐ調整。最終的には愛知県議会議員、総勢103名による全会一致で、震災瓦礫の受け入れに係る調査検討が決議案として提出され収束した。
民主主義という“
手法”は、時間がかかるし、手間もかかる、そして選挙におカネがかかる。決断と実行にスピードを要求される今の時代には、時には“
確信犯的なスピード違反”が必要とされる局面もあるのかもしれない。(但し、今回は“
急がば回れ”だったかも?)
政治に携わる者として、如何なる時も、如何なる局面でも、ブレてはいけない、ただ一点。それは“
利他”なのだとあらためて思った一日。