かつて一世を風靡したハリウッド映画「バック・トゥー・ザ・フューチャー」。
映画の中で天才科学者ドクが創り出したのが、スポーツカー型のタイムマシーン“デロりアン”だった。この自動車(デロリアン)、燃料はバナナの皮と、コーラのアルミ缶などの“ゴミ”。“バイオエタノール燃料”の更に先の先を行く、まさに未来の自動車だ。そんな“
明るい未来”を妄想させてくれるのが、宮古島市内を走る約1600台(島内の自動車総台数は35000台)のバイオエタノール車。原材料は“
バガス”と呼ばれるサトウキビの残渣から絞り出し加工したものとオイルを混合(通称“E3 ”と呼ばれている混合率3%の燃料)して製造する。


すでにブラジルや北欧など海外数ヵ国では、E10(混合率10%)の燃料も製造され実際に使用されているらしい。

こうした試みはエリアを極めて限定した“ローカル・グリッド”における活用例として考えるべきで、“食糧が原材料”である限り、日本国内で全国的に‘バイオエタノール燃料による自動車を’と声高に拡大を図るものではないと思う。極めてエリアを限定した“持続可能な社会へのトライアル”として、各国への“パッケージとして売り出す
ニッポンの新商品の一アイテム”として考えることが正しいと思う。

愛知県に置き換えて考えると、渥美半島に位置する
田原市ならば、ロケーションとしても風力発電施設などの既存設備利用による設備投資の負担軽減など条件も比較的揃っており、導入の可能性もあるのではないだろうか?同期当選の
山本浩史県議会議員に御意見を伺ってみたい。