所属する常任委員会「地域振興環境常任委員会」の第2回目の県内調査が先ごろ行われた。調査先は県内2ヶ所。中部電力新名古屋火力センター(名古屋市港区)と自然観察の森(豊田市)である。調査視察のコンセプトは“原発停止後の今夏のエネルギー供給の現状”と“環境教育にかかる行政の取り組み”。いずれにしてもたった1日で13名の所属委員(現職議員)が県内を走り回るのは、かなりのタイトスケジュール。朝から夕方まで丸一日仕事である。


原発停止後の今夏の電力使用ピーク時における同センターの稼働状況の説明を受け、内部を視察。CO2排出量削減を省エネ意識でどこまで達成できるのか、近代化の抱えるジレンマか。


豊田市が市単独で進める「自然観察の森」の素晴らしさには正直驚いた。豊田市のアイデア力とそれをカタチに出来る市の財政力は流石だ。「これは県マターだ、ここからは市だ。」などと了見の狭い話ではなく、いいものはどんどんお互いが取り入れて行けばよい。


しかし、ここにも環境問題。ツキノワグマが人間社会との境界をさ迷う。自然との共生とは一体なんだろうか、あらためて考えさせられる。(写真上は、ツキノワグマ用の罠)