福島原発事故以来、我が国のエネルギー問題は国を挙げての大議論である。“
エネルギー”はテレビや新聞などのメディアを通じて、ほぼ毎日必ず目にするようになった。
名古屋大学大学院環境学研究科の竹内恒夫教授によれば、キーワードは“
CHP ”だ。一般的にはまだあまり聞きなれない言葉だが、日本国内ではコージェネレーション(Co-generation:またはコジェネレーション、略してコージェネまたはコジェネ)と言われている、熱電併給(
Combined Heat and Power)のことである。
“電力をつくる時”には“熱”も同時に出来る(出る)。約
7割程度が“
熱エネルギー”になってしまうという。それらの“熱エネルギー”はこれまですべて海に捨ててしまっている。発電所が海辺に多く建設されている理由である。その発電(Electricity Generation)に伴う廃熱(Waste Heat、By-product Heat)を有効利用するシステムを見直すことが再注目され始めている。
日本人が得意とする“
もったいない”の精神がここでも活かされる。
僕は名古屋市に暮らす目線から、都市での暮らしとエネルギーの視点で、快適で最適な
CHPを考えたいと思う。