東北地方を震災が襲った翌日、まだ被害の甚大さが全国に伝わっていなかったこともあり。中村区八幡社(春日社)では伝統の御射祭(おまとうさい)が予定通り開催された。僕も1年半前に、衆議院議員選挙を戦った時以来、お招きいただいた。およそ30メートル先の的を地元から選ばれた御二人の射手が6本づつ矢を放ち、今年一年の吉凶を占うもので、なんと四百年以上も昔からこの地方で続いている神事である。

地域のお祭りは、人と人がつながる大切なコミュニケーションの“場”である。自分の家の隣にだれが住んでいるのかさえ分からないような都市での暮らしは、特に災害時にその脆弱さを露呈する。あらためてこうした‘善き伝統’を支え受け継ぐ意味とその責任を思い知らされました。

ちなみに今年は『金的』に二本の矢が命中しました。氏子総代(木村さん)の御厚意もあり、一本は僕の事務所に頂戴致しました。有難うございます!!