トリプル投票の結果、
名古屋市議会解散賛成票が、解散反対票を圧倒した。
議会解散から40日以内、3月13日(日)にむけて“出直し、名古屋市議会選挙”を実施しなければならない。さらに、それが終わると直ちに4月10日(日)投開票にむけて全国統一地方選挙で愛知県議会選挙が実施される。2月、3月、4月と毎月のように選挙、選挙、選挙だ。きっと、更に県民、市民の“
選挙疲れ”は進み、“
政治離れ”が加速するような気がしてならない。
日本の政治は、どこへ向かっているのか?
2005年の小泉郵政選挙以降、メディアが我が国における
リトマス試験紙的な社会装置として健全に機能しなくなったこと、と同時にインターネットなどのパーソナルメディアの爆発的な拡がりが、より羅針盤を狂わせていることは明らかだ。問題は小泉純一郎氏が“老害”だ“古きは悪しき”だと、本来は困った時に“生き抜くための知恵”を授けてくれるはずの“善き長老”までもを政界のみならず、地域社会からも良いも悪いもすべて排除するようなキャンペーンを急進してしまったことにある。
このままではニッポンが本当に沈む、今こそ地方から立て直しを図らなければならない時代だと思う。愛知も、名古屋も、有権者はその一票に本当に大きな責任を背負っていることをどの程度理解しているのだろうか?
同時に、2005年以来、“メディアの出直し”の好機でもあると思う。