上から目線、市民目線、生活者目線・・・、
“なんとか目線”という言い方がしばしば使われる。
僕の場合は“
テニス目線”と言うべきだろうか?
最近あらためて僕の思考や発想は‘テニス’というスポーツを通じて培われた点が多いと思う。12歳でテニスを始め、最初は負けてばかり、地区予選、県大会、インターハイ、国体、全日本学生、幾多の“
実戦の場 ”から学んだ事は言葉では尽くせない。
「テニス」というスポーツは、勝つのも負けるのも1ポイントづつの積み重ね。
目の醒めるようなサービス・エースも、相手のミスも、もちろん自分のミスでも、どれも同じ1ポイント。満塁ホームランで一気に大量得点!なんてことはテニスには無い。勝っている時も、負けている時も、
一球一球の積み重ね、
忍耐と
辛抱と
我慢が必要だ。人生も同じ
一歩一歩だ。
大事なことは、ボールに向って行く時、背筋を伸ばし、常に“
目線がブレないこと ”。これからもブレること無い“
テニス目線”で前進を続けて行きたいと思う。
たとえ相手にマッチ・ポイントを握られても、最後の最後まで諦めない、“ブレない目線”でボールに向かう。それが“
寺西むつみのテニス目線”。

(写真は、ビジネスマン時代、半旗の全米オープン決勝A.アガシVS R.フェデラー:2005年9月11日。NYフラッシングメドウにて撮影)