各地域の神社では秋の大祭が続々と執り行われる季節。僕が生まれ育った中村区では特に多くの神事が今尚地域の方々の支えの下に執り行われています。
神殿で執り行われる神事では決まって「皆様、ご低頭ください。」と言われます。要するに「神様の前では頭を垂れろ。」と言う事です。人間は知らず知らずのうちに“傲慢”になります。意識していてもしていなくても、気がつくと“偉そう”になってしまっています。家庭でも、職場でも、地域でも・・・。“慣れ”はいつのまにか“当たり前”になり、そしていつのまにか“感謝”を忘れてしまいます。春と秋に執り行われる神事、神様に頭を垂れるのは、その傲慢さに気づく貴重な機会なのです。