河村たかし名古屋市長、おおいに吠えている。昨日の時点で、36万人を目指す署名運動は30万人を突破したらしい。署名期間は今月27日まで、メディア各社の予想(希望?)では目標数を達成するという。
『政治』はよく“政(まつりごと)”と称される。言い換えれば“イベント”であろうか。河村市長は非常にクレバーに、名古屋市内全体を“
議場化”した。
名古屋市自体をイベント会場にしたと言った方がわかり易いだろうか。全く無関係な大阪府知事や前横浜市長らが突如“イベント会場”に“ゲスト”としてあらわれ、無責任なメッセージを発して、また大阪や横浜へ帰って行く。確かにニュースとしては面白いのかも知れないが、一名古屋市民としては「おいおい、ちょっとやり過ぎじゃないか?」である。
ただ問題は、“イベント”はそれ自体にインパクトがあればあるほど“マンネリ化”し易く“飽きられ易い”。イベント(まつりごと)には『
継続と進化』が宿命付けられていることを、河村市長をはじめ政治家の皆さんはよもやお忘れではあるまい。
署名人数がどうであろうが、市内全体を巻き込み議場化した責任を‘誰が、どのようにとるのか’良識ある名古屋市民はじっと見ている。メデイア各社にも、名古屋市民が“冷静に判断出来る環境づくり”を期待したい。
名古屋市民をみくびってはもらっては困る。