国技大相撲が揺れに揺れている。寄って集って叩き批判し、もはや時代が違うのだと言って一蹴してしまって済む問題なのだろうか?

ご縁があって、数年前に学校の先輩が部屋の親方になって以来、国技大相撲を個人的に会員として応援しているのだが、昨日、噂の今場所の“
番付け表”が“
お詫び状”とともに送られてきた。毎年恒例のことなのだが、今年は特別な思いで受け取った。
この時ぞとばかりに批判し叩きまくるのも結構だが、僕は、何となくサッカー日本代表の岡田監督叩きのヒステリックなまでのあの状況とダブってしまう。叩きたい放題のマスコミも、突如評論家に豹変する一般人も、‘他山の石’としていま一度わが身を省みるべきではないだろうか?
そして不正を許さない厳しさと同時に、その厳しさの中にこそ、反省し精進を止めない者に対しては手を差し伸べ、再起への機会を与える寛容さ優しさを兼ね備えているからこそ、日本人の精神性は世界から高く評価される素晴らしいものなのではないかと思う。