‘子ども手当て法案’が衆議院厚生労働委員会で可決された。
『子どもは、親が一生懸命に働く姿を見て育つもの。親は家族・子どもたちの為に必死になって働くもの。その姿を見て、子どもたちはやがて“働く事の意味”、“働く事の大切さ”に気づくものだ。』
先日、親友Nさんの父上と夕食をご一緒させていただいたときの会話である。日本外科学会の会頭でもあり、働く事に妥協を許さないN教授のその言葉は、僕にとってまったく
腑に落ちるものでした。『働かずに国から子育ての為のお金を貰うなんていい筈がない。その財源一兆円を我が国の医療に充てたらどんなに多くの人たちが救われるか。』
別れ際、N教授に、「政治家はその手で人命を救うことはできません。しかし先生方はその手で人の命を救う事ができます。政治家とは違います。」そう言うと、「いやいや、政治家は、例えば厚生労働大臣のひと言が私たちにとってものすごく大きな影響を及ぼすんですよ。」と優しく微笑みながら仰られました。
政治家の言葉は、人命と同じ。
そのひと言ひと言が重いものなのだ。
昨今、総理大臣をはじめ政治家たちが発する言葉が軽く聞こえてならない。