プロ野球選手同様、僕もシーズンオフ、と言うわけにはいかないが“選挙区支部長”という肩書が知らない間に自動的に返上になり、ある意味で‘フリーエージェント’可能な立場になったと言える。
僕としては、どこか(誰か)からオファーがあればそれを受けることもできるという、不思議なスタンスになった。この2ヶ月間でどこかからオファーをいただいたかと言えば、実はある。と言っても“与党”からではない。ある有名私大から教授(又は准教授)としてこれまでのビジネスキャリアと経験を活かしてみてはどうかという耳を疑うような有難いお話から、ビジネス界からのお話も数件頂いた。この経済不況のご時世で信じられないほど、本当に有難いお話ばかり。周囲の仲間や支援者の皆さんに支えられ、まじめに選挙戦を戦い抜いたこととこれまでのビジネスキャリアを評価して下さっている方々に感謝しきりの昨今である。
しかし、自民党本部からの話はとくに無い。考えてみれば“新人のくせに”、どこの派閥にも属さずに無派閥で、古い政治を批判し、独自の地盤も持たない全国公募候補として戦い、それで敗れた僕に自民党は当然厳しいに決まっている。生死をかけた勝負の世界、当たり前のことだ、と今や割切っている。
やっぱり、自分の生きる道は、自分で切り拓かないとどうしようもないということなのだろう。目の前に大地が続いている限り、歩くことを止めてしまってはもったいない。でも、きっと今は、立ち止まって、広がる大地を見わたして、じっくりと考える時なんだろうな~。