名古屋大学大学院環境学研究科の竹内恒夫研究室が「社会実験」として“名チャリ・プロジェクト”(名古屋+自転車・チャリンコ=名チャリ)を始めたのは2年半前。そのスタートを取り仕切ったのが、僕の“同級生”の面々だった。当時は行政もメディアも、社会もほぼ無関心だったことを思えば、今年は河村たかし名古屋市長自らが自転車に乗り積極的にPR。やがてパリの『べリブ』(観光客向けレンタサイクル)などヨーロッパのレンタサイクルの様に快適な環境先進都市の“市民の足”として進化して行く事だろう。
大事なことがもうひとつ、この
“井戸を掘った”のは竹内研究室の大学院生たち(K君、Y君、Aさんら)の知恵と汗と努力の賜物だと言うこと。
“行政の手柄”にしないで本当のストーリーを語り継ぐことは必要なことだ。
素晴らしい
“ものづくり”の影には、素敵な
“ものがたり”があるのだ。

(写真はパリのレンタサイクル『ベリブ』。市街中心部約300ヶ所以上あるステーションで乗り捨て可能。 2008年本人撮影)

(クレジットカードで簡単に借りることが出来る。
『おしゃれなママチャリ』って感じ。2008年本人撮影)