マイナス25%、Sale価格ではない。
鳩山首相の国連演説。
わが国首相のスピーチが久しぶりに世界から注目された。
その内容はCO2削減25%(2020年までに1990年比)。実質それは30%以上の削減が必要となるはず。新首相就任のご祝儀?もあいまって日本が示した目標数字を世界は評価した。問題は、それにむけての実行が伴うか否か。結局それを行動に移していくのは私たち国民一人ひとり。
規模も内容も異なるが、かつて松原武久市長(当時)の鶴のひと声で
「名古屋市ごみ非常事態宣言」が発せられ、市民は行政と一丸となって“混乱”を乗り越え“ごみの分別”に取り組んだことを思い出す。結局、そのことにより市民全体の
『環境意識』が高まり、ごみの減量にもつながった。(近年、また増加傾向にあるが・・・)
しかしながら、国家レベルの取り組み(二酸化炭素の削減は成果が目に見えないから厄介だ)となると話はより分かりにくくなる。この目標数値を達成する為には、日本の場合は国内総生産(GDP)も3%強下がり、各家庭一世帯あたりの負担額は年36万円と試算されている。確かに、まずはやってみなけりゃわからない。しかし、あまりにも豊かになり過ぎた私たち現代日本人が、一斉にライフスタイルを変え、
本当にここまでやれるのだろうか?
とにかく鳩山新政権各位の“パフォーマンス”が、わたしたち国民のくらしへの皺寄せとならないように願う。