若手・中堅により組織された自民党本部「党再生会議」から“党再生に向けての提言”が送られてきた。先日上京し、意見交換会に出席した際の内容が反映されたものだ。
さて、新人・寺西むつみの活動は結果的には“民主党の新人議員の活動”と非常に似ているものだったかもしれない。辻立ち約600ヶ所、ミニ集会約400回、挨拶回り約20,000軒等々、いわゆるマスコミが“小沢一郎戦略”というような『地上戦』が主だった。一方で、旧来の自民党型『空中戦』といわれる大規模な演説会もやった。それでも大差で負けた。それは、なぜか。
要因0 政党ブランド:
相手(赤松現農林大臣)は“流行の”民主党公認。
こちらは“落ち目の”自民党公認。
要因1 プロ対アマ:
相手は、労働組合丸抱えによる超組織選挙。
こちらはボランティア集団による手づくり選挙。
要因2 時は票なり:
相手は、父親の代からの世襲議員。30年に及ぶ圧倒的な知名度。
こちらは前職国会議員の突然の引退表明により昨年選ばれた公募候補。
要因3 見えざる手:
党本部の問題意識の欠如(国民意識とのズレ)が招いた“政権交代ムード”。つまり、これが与党ボケ。末端の新人公募候補では払拭不可能なマイナスイメージ“空前の自民党離れ”。
吹荒れる超大型台風の真っ只中、それでも約9万人近い方々(88,964名)が支持して下さった。「新人・寺西むつみ」に
何を期待して投票してくれたのだろう? 先日オンエアされたメディア取材でも答えたとおり、これから先の事はまだ白紙だが、いずれの道を進むにしても、それだけはしっかりと分析し、心にとどめていきたい。