ひと昔前は、大いなる田舎まちと呼ばれ揶揄されていた‘名古屋’。ここ数年は“日本一元気な街ナゴヤ”と呼ばれ持てはやされた。そして来年2010年は、その街、名古屋が出来てちょうど400年と言う節目の年にあたる。
慶長15(1610)年、徳川家康の命により、名古屋城の築城が開始。それまで尾張の中心だった清洲(現在の愛知県清須市清洲)から武士、町人、神社・仏閣など、城下町も丸ごと名古屋へ大移動したといわれる。いわゆる『清洲越し』は、清洲城下の町屋約2,700戸のほとんどが移転したとされている。名古屋のまちづくりは清洲の賜物なのである。
名古屋の街をつくった清洲越しの人々は、400年後のこの景色を想像出来ただろうか? (写真:庄内川の清須市側から名古屋市中村区の高層ビル群を望む)

来年2010年は『清州越し』からちょうど400年の節目を迎える。その清洲(現在の清須市)と名古屋(中村区、中川区)の両方を選挙区とする僕としては、先人に恥じないような
“21世紀の清洲越し”を未来に向けて構想したいと考えています。