“北京で蝶々が羽ばたくと、ニューヨークでハリケーンになる。”
これは「複雑系」と言われ、小さな“ゆらぎ”がマクロを制するという、バタフライ・エフェクト(蝶の効果)とも言われる科学の世界の例え話。
要は、一羽の蝶のはばたきはごくわずかなエネルギーしかないのだが、それが寄り集まってハリケーンが起こると言う話。一匹の蝶々が羽ばたくとそれに釣られて、一匹、また一匹と羽ばたき始めて、やがては大きな風を巻き起こすほどになるという話である。
北川正恭早稲田大院教授は、近代日本史でいえば「黒船来航(1853年)」が“北京の蝶々”だったとしている。
ニューヨークでハリケーンを起こすつもりはないが、
名古屋で起こす僕の小さな羽ばたきが、
古い政界を吹き抜ける一陣の風になると信じて、明日もまたベストを尽くす。