ここ数日間は、誤報だ、発射だ、飛翔体だ、とマスコミは大騒ぎだった。
マスコミは、つい2~3日前までは、WBC(ワールドベースボールクラシック)一色だったが、昨日から一斉に北朝鮮ミサイル問題に切り替わった。外交、防衛問題があたかもスポーツの代わりの“ネタ”として過剰に報道されているような気がしてならなかった。軍事評論家がスポーツ解説者にとってかわってテレビを埋め尽くす。マスコミ(多くの国民)によって外交・防衛問題が、単なる“旬のネタ”にされてしまったように感じた。(本来であれば、もっと以前から問題提起されるべき大切な問題なのに)
たぶん、このミサイル問題のニュースも、数日経てばほとんどの人が忘れてしまうかもしれない。私たち国民(視聴者、読者)はマスコミに“煽られず”、もうすこし冷静に客観的にニュースを受け止める必要がある。国家の安全保障はWBC(野球の試合)のようなスポーツやエンタテーメントとは違うのだ。主役はダルビッシュでも、イチローでもない、私たち自身なのだから。