何のために‘改革’するのか?
答えは至ってシンプルだと思う。
それは‘変えてはいけないものを守るため’。
今日は春のようなぽかぽか陽気。明(みょう)神社の祈年祭にお招きいただきました。厄年をむかえる地元の方々が厄を落し、お菓子を振舞う昔ながらの地元のお祭りである。平成15年頃までは、厄年の男衆は褌(ふんどし)姿のはだかで祭りに参加したそうだが、昨今は法被姿。
約1時間の神事の後、所狭しと境内いっぱいに集まった子供たちに鎮守様へのお供え(お菓子)を振舞いました。何十箱もの段ボール箱にうず高くあったお菓子はあっという間になくなりました。
伝統の神事を執り行う氏子総代ら長老の真剣な眼差し、両手いっぱいにお菓子を抱えた子供たちのとびきりの笑顔、祭りを支える地域の人たちの責任感、家族の支えと絆。
‘変えてはいけないもの、守らなければいけないもの’とは何か、高層ビルが林立するJR名古屋駅から程近い中村区明神社の祈年祭が、その答えを教えてくれているような気がしました。


