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国会議員、都道府県議会議員、市町村会議員の海外出張を、冷静に考えてみる。
「海外へ行くんですか!行かないんですか!あなたはどっちなんですか!それによっては次の選挙は考えさせてもらいますから!!」といきなり電話で怒鳴られた。こちらの話など一切聞こうとしない、しかも一日に2回もかかってきたかと思っていたら、先日は事務所まで怒鳴り込んで来た。

僕は、今期、愛知県議会海外調査視察団(12名)のメンバーに選ばれて渡米することになった。それに対するクレームが先ほどの電話の見ず知らずの女性である。(愛知県議会の代表派遣の為、議会採決が必要になるが、先日の9月定例議会において自民・公明・民主・減税日本一愛知、なぜかすべての会派による満場一致で議決された。)

この10年、グローバル化と言う“訳のわからない基準”に煽られて、日本国中が、スピード、スピードと追い立てられ、先行きが見えない不安とストレスで、国民すべてが短気になり、過剰反応になっているように感じる。特に、大人がそうであればあるほど、子どもたちに伝染病のように蔓延して行く。本当に嫌な時代になってきている。

民間企業に20年以上勤め、愛知万博やCOP10など国際コンベンションなどの誘致開催を担当し、海外の優良コンテンツやアイデアにより、地域がいかに潤い、元気になるか、その姿を目の当たりにしてきた。

僕は、議員の海外調査は必要だと考えている。ただし、全議員が平等に必ず任期中に1回海外出張する必要はないと思っている、もちろん必要以上に贅沢な出張をするのも非効率的で見直すべきと考えている。民間企業出身者として当然の視点だと思う。)

それはなぜか、ほんの数年前までの“議員の調査派遣”では、“観光気分の議員”も中にはいたかも知れない。が、県民も、有権者も、マスコミも、それを“暗黙知”としてきたこともまた事実だ。つまりそれを許容しても社会が回っていた“良い時代”だったのだ。時代がそれを許してきた。僕は、いまさらそれらを批判するつもりなどはまったく無い。

問題は、これからの時代はそう言う訳には行かないということ、と同時に、これまでより以上に“世界との距離は近くなっており、世界の国々が愛知県のモノづくり社会を競争相手と考えている。われわれの愛知県はいつまでも東京や大阪ばかりを相手にしていては立ち行かないところまで来ている”という事である。

ただし、10数名もゾロゾロと行かずに、3グループ程度に分かれて、アジア、ヨーロッパ、米国を同時に調査する効率的な考え方だってある、それにビジネスクラスによる移動がどの程度必要かなど、移動時間や距離などを鑑みて、効率性の視点からの改善・改良点はまだまだあるはずだ。

例えば議会内で海外調査に関する県政課題テーマ別に自主提案(予算、派遣時期、派遣地域等)をし、その中から選ばれた少人数のメンバーが県議会を代表し、事前類似事例調査や専門家からの座学等を経て、海外出張を実施し、帰国後は議会質問や委員会等での発言の場を活用して県政の課題解決に役立てる。

これは民間企業に置き換えれば、“株式会社愛知県”として至極あたりまえの“営業・開発的な行動”である。

愛知県民によって選ばれ、愛知県を代表する愛知県議会議員103名が、そうした意識を持たずして、誰が世界との地域間競争に立ち向かうというのだろうか。

ちなみに名古屋のような大都市(政令指定市)において都道府県議会議員の存在は、しばしば“盲腸”に例えられ揶揄される。つまり何の役にも立たないというネガティブな意味らしい。しかしながら、僕の目指す『これから求められる地方議員像』は違う。

友人の言葉を借りるなら愛知県議会議員寺西むつみに期待するのは『地域再生の為の‘地域のデザイナー’にして‘地域のプランナー’かつ‘地域のコーディネーター’の資質を持ち、自身は政治に徹する人材。言わば‘地域のスーパーバイザー’の役割を担う人。』

是非、そうありたい。
by mutsumi_teranishi | 2011-10-29 16:08
地域振興環境常任委員会調査~目指せ、デロリアン?!~
かつて一世を風靡したハリウッド映画「バック・トゥー・ザ・フューチャー」。
映画の中で天才科学者ドクが創り出したのが、スポーツカー型のタイムマシーン“デロりアン”だった。この自動車(デロリアン)、燃料はバナナの皮と、コーラのアルミ缶などの“ゴミ”。“バイオエタノール燃料”の更に先の先を行く、まさに未来の自動車だ。そんな“明るい未来”を妄想させてくれるのが、宮古島市内を走る約1600台(島内の自動車総台数は35000台)のバイオエタノール車。原材料は“バガス”と呼ばれるサトウキビの残渣から絞り出し加工したものとオイルを混合(通称“E3 ”と呼ばれている混合率3%の燃料)して製造する。
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すでにブラジルや北欧など海外数ヵ国では、E10(混合率10%)の燃料も製造され実際に使用されているらしい。
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こうした試みはエリアを極めて限定した“ローカル・グリッド”における活用例として考えるべきで、“食糧が原材料”である限り、日本国内で全国的に‘バイオエタノール燃料による自動車を’と声高に拡大を図るものではないと思う。極めてエリアを限定した“持続可能な社会へのトライアル”として、各国への“パッケージとして売り出すニッポンの新商品の一アイテム”として考えることが正しいと思う。
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愛知県に置き換えて考えると、渥美半島に位置する田原市ならば、ロケーションとしても風力発電施設などの既存設備利用による設備投資の負担軽減など条件も比較的揃っており、導入の可能性もあるのではないだろうか?同期当選の山本浩史県議会議員に御意見を伺ってみたい。
by mutsumi_teranishi | 2011-10-29 10:58
地域振興環境常任委員会調査~水無し農業からの脱却~
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厳しい自然環境にある宮古島は、過去に干ばつなどによる大打撃を受け続けてきたことから、豊富な地下水を利用することによる水無し農業からの脱却を目指し、(サンゴ礁で出来ている島である特性から)透水性の高い琉球石灰岩の地下に止水壁で貯水ダムを建設し、水源開発を実現した。
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止水壁により堰き止められた地下内部の模型。地下内部の地形が“すり鉢状”になっていることが地下ダム建設の重要条件のひとつ。白い部分が止水壁。現在宮古島にはふたつの地下ダムが建設されている。
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地下ダムはドリルで地下70メートルの石灰岩に穴を開け、更にその穴に溶剤を流し込み止水壁を作る工法。地上までの約10メートルは止水壁は作らず、満水時には自然に溢れるようになっている。(写真下は地上から水量を確認できるようになっている止水池)
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地下水をくみ上げる為の動力には風力発電による電力が利用されている。システム全体にムダが無い。(写真下の模型)
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by mutsumi_teranishi | 2011-10-28 23:48
地域振興環境常任委員会調査~エコアイランドへの挑戦~
地域振興環境常任委員会メンバーとして、今夏、環境教育に焦点をあてて実施した安城市、豊田市への県内調査に引き続き、今回は国内で最も先進的と言われている宮古島市のエネルギー政策への取り組みを中心とした地域振興をテーマに調査。
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宮古島市役所では下地市議会議長とエコアイランド推進課大金課長(経済産業省より出向)から長時間にわたって“環境モデル都市宮古島”の取り組みについて詳細に説明を受けた。
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人口約55,000人の宮古島市は、政府の離島振興政策の一環として『アイランド型低炭素化社会システム』の構築を目指している。
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目玉事業としている『地下ダム灌漑整備事業』、サトウキビのバガス(残渣)を原料とする『バイオエタノールプロジェクト』、『離島マイクログリッド実証実験』。どれも地域特性と地域の資源を活かしたユニークなアイデアがあふれている。問題は、“55,000人の島民意識”と行政施策が乖離することなく一体感を持って進んで行くことにあるのではないかと感じた。
より良いアイデアこそ、より良い理解を得て、スピード感を持って進めるべきである。特に“エコ・コミュニケーション ”の重要性はそこにある。
by mutsumi_teranishi | 2011-10-28 22:27
縁を紡ぐ。
3月11日のあの悲劇から7ヶ月。
今月中旬、岩手県大船渡市赤崎町字大立から一枚のはがきが届いた。
震災から一ヶ月半後の今年5月、愛知県議会議員になって真っ先に向かった先は友人が被災した岩手県大船渡市。もちろん議員としてではなく個人ボランティアとして仲間数人と車に支援物資を積んで現地へ向かった。地元で出会った消防士・千葉善博さんからの紹介で被災したご自宅の清掃にお邪魔したご主人からのはがきだった。そのご主人は‘硯匠の岩手県の名工’で、月末(10月20日~10月25日まで)に岩手県物産展で名古屋(丸栄)へ来ることが出来るまでに復興しているという内容。あの時の惨状を思い出すほどに、まさか名古屋で再会できるとは思いもよらなかった。本当に本当に嬉しいはがき、自然に涙が出た。そして今週月曜日、岩手県大船渡市代々の名門硯匠・熊谷さんと半年ぶりに名古屋で再会。御家族は仮設住宅に移ったが、御本人は今尚、硯工房のある御自宅で暮らしている。人の縁の不思議と命の尊さをかみしめながらの夕食となった。
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瑞泉硯房の硯は中国の国立博物館にも収蔵されている日本の名品。
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夕食をとりながら大船渡の現状を伺ったが、復興への道のりはまだまだ遠いと言わざるを得ない。お互いに元気で再会することを約束して、熊谷さんと別れた。縁は紡ぐもの、縁は巡るもの。
by mutsumi_teranishi | 2011-10-28 21:35
秋のはじまり。
今秋、地元中村区、花車神明社の宵祭りに一昨年の衆議院選挙以来2年ぶりに、お招きを頂きお邪魔させて頂きました。200年以上も前から続く伝統のからくり山車による秋の大祭、クライマックスは三台の山車(二福、紅葉、唐子)が一同に会し会長以下世話役の方々が中央に集まり、提灯の灯りに照らされながらの口上。
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JR名古屋駅周辺の高層ビル街の一角で、歴史と伝統を守り伝えてきた幻想的な場にいられる事を誇りに感じました。
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2年ぶりに身を置く、言葉に出来ない不思議な空間、僕にとって大好きな祭りのひとつ。
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永田さん、斉藤高央名古屋市議、お招き有難うございました。
来年もお邪魔しま~す!
by mutsumi_teranishi | 2011-10-28 09:45
秋の声。
b0157157_12365536.jpg今日19日(水)のAutumn Voice2011は早朝7時半の駅立ちに始まり、その後市内数ヵ所で辻立ち。昨夜はMID-FM76.1「むつみのSuper Tuesday!」オンエア後、急遽同期当選組数名との“謀議?”があった為、やや寝不足気味でのスタートとなりました。今日、街頭や辻立ちで訴えたことは、“閣僚の失言”続出から見える民主党政権(議員)の“体質”、国と県、県と地方都市の関係のあるべき姿について、愛知県政9月定例議会の概要報告(減災・防災等)でした。御同行させていただいた北名古屋市会議員の皆さん、水野富夫愛知県議会議員、有難うございました!
by mutsumi_teranishi | 2011-10-19 12:41
秋のメジャー大会
今日18日は、朝から中区白川公園で開催された「第19回中村区老人会グランドゴルフ大会」開会式に長尾老人会長、小林副会長のお計らいで、御招きを頂きご挨拶をさせて頂きました。さわやかな秋空の下、今や名古屋のランドマークとなったプラネタリウムをバックに、約200名を超える“マスターズ”の皆さんから「むつみくん、あんたもやらんかね?」とつぎつぎに“挑戦状”を受け取りました。しっかりと腕を磨いて、受けて立たせていただきます!皆さま、御覚悟を!!
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by mutsumi_teranishi | 2011-10-18 14:49
いくぞ、街頭!
昨日も、運動会開会式でのご挨拶×4会場を駆け足で回り、その後は夕方薄暗くなるまでAutumn Voice2011。街頭演説のテーマは9月定例議会(10月13日閉会)の内容を中心にした県政報告。
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次回は明後日10月19日(水)に衆議院選挙区愛知第5区内のどこかに現れます!ご声援を!!
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by mutsumi_teranishi | 2011-10-17 22:40
温故知新。
一昨日、英国湖水地方で暮らす友人が来日、
久しぶりに“焼き鳥”を食べながら話に花が咲いた。

イギリスの名門ケンブリッジ大学で日本語学を学んだ彼女には「国連環境計画こども環境サミット2005」プロジェクトで大いに助けられた、いわば“戦友”である。その後も、国際交流基金等による日本語能力検定パーフェクト(つまり満点:何万人かにひとり)の実力を発揮して通訳や翻訳業をこなし、湖水地方観光誘致親善をも担うプロデューサーである。

なんと驚いたことに、その彼女がこの春“イギリスの政治家”になっていた。英国湖水地方の街、Cumbria County Councilの議員に当選していたのだ。わかりやすく言うと、愛知県内にある小規模な市町村の議会議員になった感じである。高齢化する議会に40代の新しい風を、と周囲から推されしかも“無投票で当選”したとのこと。

まさか政治家になるとは思っていなかった、と彼女は笑ったが、
その“まさか”が起こるのが今の時代だ。とはいえ、やっぱり驚いた!

人は誰しも、置かれる立場によって、今まで見えていなかったことが見えてくる。裕福とは言えない小さな街の議員になった彼女の目には、現閣僚のほとんどがエリート教育(イートン校出身)しか受けていないキャメロン政権による、英国の急速な衰退と没落が見えているようだった。

恐ろしいことに、今、我が国を蝕む民主党政権は、その英国の政権を手本にしてつくられたものである。かつて、鳩山政権、菅政権、野田政権とそれを看板にしてきた事実がある。その最たるものが“マニフェスト”という言葉に集約、象徴されている。我が国の政治は今、自らが歩んできた歴史に学ぶ必要がある。
by mutsumi_teranishi | 2011-10-17 22:24
寺西むつみ 公式ブログ
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