7月5日(木)ですべての議案が可決され、
無事に閉会するはずだった6月定例愛知県議会。
ところが、東日本被災地の廃棄物受入れ調査(住民説明会等)に関する問題で、知事側と議会側の亀裂が生じ、その溝が埋まらぬまま、結果、55年ぶりの“修正動議”、50年ぶりの“記名投票”、そして“再議”(7月14日土曜日に臨時議会が招集)という愛知県政史上初めての事態が生じている。
6期24年(1951-1975)の在任期間を務めた桑原幹根(くわはらみきね)愛知県知事は、現在の“ものづくり愛知”の基礎の基礎を創り上げ、“
愛知の父”と称された偉人である。
知事が“
父親 ”だとすると、議会は“
母親 ”であり、愛知県民が“
子 ”かもしれない。両親が目の前でいがみ合う姿、それは子どもが最も見たくない大人の姿である。そもそも夫婦の意見は大体いつも異なるもの(苦笑)。
やっぱり“
家族(愛知県)”というものは、たとえ夫婦の意見が異なっても、子ども達の為に、歩みより、誠意をもって、話合い、力を合わせて、正しい未来へ向かって前進し続けるものであるべきだと思う。知事も、議会も、それぞれが、その為にこそ、
ベストを尽くさなければならない。
しかし、この“
夫婦喧嘩の原因”は、そもそも、民主党政権が東日本大震災の復興計画(廃棄物・瓦礫処理)を地方自治体に押し付けたことにあることを、国民は皆、忘れてはいけない。
愛知県(県民)が抱えている課題は多岐にわたり山積している、いつまでもここで躓いていてはいけない。
と、
新人・寺西むつみは考えて行動したいと思う。