どの世界にも“
光り”があれば“
陰”がある。
光りが当たるから陰ができる。それが
コントラスト。
その“陰”をすべて取り除いて、美しい見栄えばかりを追い求める時、物事は大体上手く行かない。陰を無くしてしまうとそれまで光っていたはずのものが、光らなくなってしまうから不思議だ。
名古屋の街づくりが“面白くない”と言われるのもポイントはそこにあるのではないだろうか?キレイな見栄えばかりを求めすぎて、昔ながらの商店街や路地裏、まちの情報ステーションとして“井戸端”を、管理しやすさを求めた机上の空論で整備し過ぎたのかも知れない。
都市だけではない、もちろん‘人(ひと)’にだってコントラストが必要だ。
成功と失敗、栄光と挫折、勝ちと負け、光と影。その経験が“
次の光り”をより輝かせる事につながる。
人生、良いときもあれば、悪いときもある。それは輝きながら生き抜く為に
必要不可欠な、経験というコントラスト。