政治の道に歩みを進めた時から、のほほんとサラリーマン気分で暮らしてきた自分の気持ちに変化が起きはじめた。特に8月15日(終戦記念日)に対する“向き合い方”は最も大きな変化のひとつだと思う。それまではあまり気にしていなかったことが、気になって仕方がないのだ。“記念日”という呼び方がどうしても。
“敗戦の日”を“終戦記念日”と言い換えることによって、実は、何か大切なものを引き換えにして“豊かさ”を選び、その罠に見事にはまってしまった姿が、今日のニッポンの不可思議な姿なのかも知れない。
いいのだろうか?国として、このまま未来永劫“記念日”で。
何となく、背骨の無い、得体の知れない国へと向って行っているような気がしてならない。
今年もまた、捲る暦にはもちろん“終戦記念日”と印刷されている。
世界人類が平和でありますように。
8月15日 合掌